頭皮のフケの種類と原因、美容師が教える改善方法とは?ブログ

はてなブックマーク
2018.07.02

 

これって・・フケ?

 

頭皮から白い粉や固まりが・・フケってなんなの? フケの正体は??

 

こんにちは、銀座の美容室Hair Lounge Ayung
(ヘアラウンジ アユン)
です。

 

季節の変わり目や、冬の乾燥などで発生しやすい頭皮のフケ。

 

フケが襟元に少量でも付いていたりすると、周りからの印象が悪くなってしまいがちです。

 

清潔感を保つためには、予防方法と改善方法を正確に押さえておきたいところですよね。

 

 

そこで今回は、セルフケアやプロによるスペシャルケアなどの仕方によって、頭皮の状態を改善する方法などをフケの種類別に解説していこうと思います。

 

 

フケ以外の頭皮の悩みはコチラの記事から

気になる頭皮の7つの悩み!!美容師が教える原因と対策。

 

 

 

 

フケの正体とは?

フケとは、皮膚のターンオーバーによって新しく内側で作られた皮膚の細胞が表面の古くなった皮膚の細胞を押し出し剥がれ落ちる状態。

 

この古くなって剥がれた皮膚の角質がいわゆる『 フケ 』の正体です。( ※ フケと垢は、同じものです )

 

 

通常28日周期の正常なサイクルで自然に剥がれ落ちた皮膚は、目に見えない位細かいモノですが

 

何らかの要因でターンオーバーのサイクルが崩れると目に見える程の大きな角質が剥がれるので

 

白い皮の様なモノや粉状のモノがフケとして見ることができるのです。

 

 

ターンオーバーとは?

 

肌の新陳代謝や生まれ変わりの事を肌のターンオーバーと云います。

 

通常、古くなった皮膚の角質が内側の新しい皮膚に押し出される形で自然と剥がれ落ちて

 

新しい皮膚が出来上がるまでのサイクル(再生周期)は、28日周期といわれています。

 

ストレスやバランスの悪い食事や睡眠不足、外部的な刺激や過剰皮質など

 

様々な影響でターンオーバーのサイクルが乱れると皮膚(頭皮)などに様々なトラブルを引き起こします。

 

 

フケの種類

 

頭皮に発生するフケは、大きく分けて『 乾性フケ 』と『 脂性フケ 』の2つに分けることができます。

 

 

乾性フケ

 

乾性のフケの特徴は、白い粉状のフケで細かくて質感はサラサラしています。

 

発生しやすい時期としては、冬や春先が多くなり

 

乾燥肌の方やアトピー性皮膚炎の人、生後間もない赤ちゃんも新陳代謝が活発なので多く見られます。

 

 

 

脂性フケ

 

脂性のフケの特徴は、白や少し黄みのある濁った色で一つ一つの形が大きくて質感は粘着性があります

 

時期としては、年間通して発生する傾向にあります。

 

 

 

その他の病気の可能性!?

 

通常のフケは、上記の2つ「乾性フケ」と「脂性フケ」がほとんどですが中にはフケに似たような症状で実は病気の恐れもあります。

 

 

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

 

皮脂の分泌の多い箇所(頭皮・耳のうしろ・ワキの下・太ももの付け根)などに起こりやすく

 

皮膚が荒れて乾燥し赤みや痒みがあり、皮膚が剥がれ落ちる症状がありますので

 

頭皮にできるとフケと勘違いしてしまう場合があります。

 

脂漏性皮膚炎は、そのまま放置すると皮脂が酸化して加齢臭のような嫌なニオイを発生させてしまう事もあります。

人から人へ感染する可能性はありません。

 

 

白癬菌(とうぶしらくもきん)

 

白癬菌が頭皮に発生すると、フケや痒みだけでなく髪の毛が抜けやすくなる症状があります。

 

一般的に言われる「水虫」と同じ様な菌で、保菌者とのタオルの共用など

 

人から人へ感染する可能性があります。

 

 

しらみ

 

頭皮に異常な痒みを発生させる症状で、髪の毛の根元に白いものがついていてなかなか取れない場合は

 

しらみの可能性があります。

 

主に日本で人間に寄生するシラミは「頭ジラミ」と「毛ジラミ」です。

 

放置していると卵を産み付け、孵化しどんどん数が増えていきますので駆除する必要があります。

 

水虫同様に、共用物やプールなどでも人から人へ感染します。

 

 

乾癬(かんせん)

 

頭皮が赤く発疹し盛り上がって、その上に乾燥した白い角質が付着しフケのように剥がれ落ちる症状で

 

痒みには個人差がありますが、無理に掻いたりして角質を剥がすと出血する場合もあります。

 

体質やストレス、薬品等の副作用など様々な要因が原因とされていますが、はっきりと解明されていません

 

人から人にうつる感染の心配はありません。

 

 

フケの原因

 

フケが発生する要因は様々ですが、フケ全般に当てはまる要因としては

 

食事などの栄養バランスの偏りや睡眠不足、運動不足、ストレスなど生活環境の乱れも理由の一つと言えます。

 

 

乾性フケの原因

 

・洗浄力の強いシャンプー剤を使用して、頭皮に必要な油分と水分を取り過ぎてしまっている

 

・過剰なシャンプーにより頭皮を乾燥させてしまっている

 

・間違った洗い方などで頭皮に傷を付けてしまい、皮膚のバリア機能や保湿力が失われてしまう

 

・洗髪後の頭皮の保湿ケア不足

 

 

脂性フケの原因

 

・シリコン系シャンプーの使用で、頭皮に過剰な保湿成分が残留している

 

・頭皮が清潔に保たれていない事

 

・正しいシャンプーの仕方ができていなく、汚れと皮脂が落としきれていない

 

・油っぽい食生活、ナッツ類や香辛料の多い食事が原因で皮脂の分泌量が多くなる

 

マラセチア菌の増殖により新陳代謝が悪くなる

 


Check Point

 

マラセチア菌( 癜風菌/でんぷうきん )

 

頭皮に存在する菌の一種で、皮膚常在菌の一つです。

 

頭皮の皮脂をエサにして増殖するため、皮脂の分泌量が増加すると同時に異常増殖し

 

マラセチア菌は、皮脂の中性脂肪を酵素分解し脂肪酸を排出させる作用があります。

 

この脂肪酸は、頭皮に炎症や痛み、フケを引き起こすので新陳代謝のサイクルを崩してしまいますので

 

マラセチア菌の過剰な増殖は頭皮トラブルの原因となります。

 

 

フケが大量発生するその他の原因

 

紫外線

いままでフケが出たことなどないのに、突然フケが発生する原因として考えられるものに紫外線の影響なども考えられます。

 

紫外線を浴び続けると、頭皮や皮膚を酸化させてしまい頭皮のバリア機能を壊してしまいます。

 

頭皮のバリア機能が壊れると、皮膚を乾燥させ荒れてしまうことでフケが大量に発生させる原因となります。

 

紫外線の強い時期などの長時間の外出の際は、防止を被ったり、日焼け止めなどで

 

頭皮が紫外線にさらされるのを防止することが有効です。

 

 

紫外線についての記事はコチラ

明日から始める紫外線ケアの話。

 

 

ヘアカラー剤やパーマ液

 

ヘアカラーやパーマ液の刺激で頭皮環境が一時的に悪化しフケが大量に発生する場合があります。

 

この症状は一時的な場合が多く、数日で落ち着いてきてフケもなくなっていく事が多いですが

 

数日経ってもフケが収まらずに症状が数週間に渡って続く場合は、過度の刺激や使用した薬液が肌に合わずに

 

使い続けると、フケが発生するだけでなく、頭皮の発疹や痛み、抜け毛などに発展してしまうこともあります。

 

防止策としては、頭皮の状態が落ち着くまでパーマやカラーを止める事や刺激の少ない薬液を使用している美容室に変える

 

カラーやパーマで使用する薬が自分にあっているかどうかを事前に「パッチテスト」などを行い相性のチェックをすることが

 

重要です。

 

 

ヘアラウンジ アユンでは、肌や髪だけでなく環境にも優しいオーガニック成分を配合した商品を扱っています。

 

頭皮に薬剤を付けない技術や、肌に薬剤が直接付くことを保護スプレーや保護クリームを事前に使用しながらの施術も

 

行っていますので、今までカラーリングで刺激を感じたことがある方などは是非ご相談下さい。

 

公式ホームページ お問合せスタッフ を選択してのメールなどでの事前カウンセリングやプランニング

 

パッチテストなども無料で対応していますので気軽にご連絡下さい。

 


Check Point

 

パッチテスト( 皮膚アレルギー試験 )

 

ヘアカラーやパーマ施術を行う48時間前(2日前)に行う、使用する薬品が肌に合わずにかぶれるかどうかを調べる試験です。

 

はじめてカラーリングやパーマを行う方だけでなく、以前パッチテストをして大丈夫だった人でも

 

その時の体調や皮膚の状態によって症状が変わる場合もありますので正式には毎回行う必要があります。

 

また美容室によって使用している薬剤の種類も様々ですので、施術をする美容室でのパッチテストが必須となります。

 

※ 近年の美容業界では、パッチテストに要する時間がお客様の負担となることから希望者のみの実施となっているのが現状ですが

 

 不安のある方は、事前のパッチテストを推奨します。

 

 

フケとかゆみの関係性

 

頭皮の乾燥

年齢により肌の水分を保つコラーゲンやセラミドやNMF(天然保湿因子)の減少による乾燥や

 

洗浄力や刺激の強いシャンプーの使用や洗い過ぎや頭皮を傷つける洗髪方法、紫外線による頭皮のバリア機能破壊などにより

 

頭皮の乾燥が続き、頭皮表面を保護している角質層(フケ)が剥がれ落ちて、外部から刺激を受けやすい敏感肌になり

 

かゆみを感じる神経がむき出しの状態になることによって、かゆみを感じることが多くなります。

 

 

頭皮の菌の増殖

 

人間の肌にはいくつかの常在菌が存在していますが、前述で解説したマラセチア菌( 癜風菌/でんぷうきん )の増殖によって

 

ターンオーバーが乱れ、皮膚のバリア機能が破壊されることにより皮膚が荒れ、刺激に対して過敏になることでかゆみを伴います。

 

 

ストレス

 

不規則な生活や、睡眠不足が続くと肌荒れするように頭皮も同様に荒れます。

 

人はストレスを感じると緊張状態から汗をかきやすくなり、大量に流れた水分を別のもので補うメカニズムで

 

皮脂を大量に分泌し、乾燥しているのに皮脂でベタベタになったり皮脂が酸化して頭皮の環境が悪くなると

 

神経が過敏になることで、頭皮がかゆくなったりすることがあります。

 

 

感染症

 

衛生状態の保たれている日本ですが、自宅でのペットなどを飼う家庭が増えたり、海外旅行に行く人が増えたこと

 

色々なところから感染症を発症することが近年増えてきています。

 

とくに、頭ジラミや水虫菌などは発症するとかゆみや発疹を引き起こしますので

 

共用施設のプール、共用タオルの使用など特に注意が必要です。

 

感染症の疑いがある場合は、速やかに皮膚科などの受診をお薦め致します。

 

 

フケの悩みを解決する方法

 

フケの解決方法として全般的に言えることは、衛生面の改善と生活習慣の見直しです。

 

バランスの良い食事と睡眠、適度な運動やストレスを溜めないことが重要です。

 

 

乾性フケの解決方法

 

・敏感肌用やアミノ酸系の洗浄力の優しいシャンプーを使用する

 

・洗髪後の頭皮に、頭皮用化粧水、頭皮用ローションなどの保湿ケアで潤いを与える

 

・ヘッドスパなどの定期的なケアで、頭皮のターンオーバーを正常化させる

 

・頭皮マッサージなどで血行をよくして、新陳代謝を高める

 

 

脂性フケの解決方法

 

・頭皮の余分な皮脂や油分を落とせる、ノンシリコンシャンプーを使用する

 

・洗髪後のケアとして、皮脂の酸化を防ぐ頭皮用化粧水を使用する

 

・頭皮に必要な潤いを取り過ぎないように、頭皮用化粧水などで保湿ケアする

 

・定期的なヘッドスパで通常のシャンプーで落とせない頭皮の毛穴の汚れをクレンジングする

 

・頭皮マッサージで血行促進し新陳代謝を高め、頭皮のターンオーバーを正常化する

 

 

フケの症状に似た病気の解決方法

 

前述で解説したフケ以外の病気についても、バランスの良い食事と睡眠、適度な運動により

 

身体本来の免疫力を高めたり、ヘッドスパや頭皮の状態にあったシャンプーなども予防としてとても重要だと言えますが

 

しばらく解決方法を実践しても症状などの改善が見られない場合は、何かしらの病気に感染している可能性がありますので

 

皮膚科などの受診も大切です。

 

診療内容によって、皮脂分泌をコントロールする作用のあるビタミンBの内服や

 

ステロイド外用剤の処方をされることが多いようですが、ステロイドなどの長期使用は

 

皮膚の免疫機能を壊してしまう副作用も懸念されますので、自己判断での使用はお薦めできません。

 

頭皮のケアの方法や使用するアイテムなどは、自分で判断せずに知識のある理美容師など

 

プロのアドバイスを参考に進めることが重要です。

 

 

頭皮ケアにおススメの施術

 

クリームヘッドスパ・トリートメント

 

Hair Lounge Ayung
(ヘアラウンジ アユン)オリジナルのヘッドスパ技術です。

 

オーガニックハーブやフルーツなどの植物由来成分を配合したクリームと

 

マイクロナノバブルとマイクロナノミストを使用した、頭皮マッサージとトリートメントのコースです。

 

ご自宅でのケアではできない、クレンジング&デトックス効果に加え、リラクゼーション効果得られるクリームヘッドスパです。

 

頭皮環境を改善し、血行促進し、ターンオーバーを正常化するのでフケやかゆみなどの改善や予防対策にもっとも効果を得られます。

 

 

 

詳しくはコチラの記事をご覧下さい

お客様の6割以上がオーダーするアユンのクリームヘッドスパとは?

 

 

ヘッドスパは、フケやかゆみに対する効果だけでなく他にも色々な効果が

知らなきゃ損!?ヘッドスパ9つの効果!!

 

 

頭皮ケアのオススメ商品

 

アユンでは、髪質や頭皮の状態に合わせて最適なシャンプー&トリートメントを紹介しています。

 

 

洗浄成分を使用しない全身洗浄剤

 

Redoxing(レドキシング)クリームズクリーム

 

クリームズクリームは国産ブランドの商品で、洗浄力で汚れを落とすのではなく溶解作用で汚れを分解して落とすタイプの泡立たないクリームシャンプーです。

 

髪だけでなく、メイククレンジングや洗顔、ボディーソープやマッサージクリームとして使用できる全身洗浄剤で

 

成分のほとんどが美容成分でできていて、アトピーや敏感肌など特にお肌が弱い方でも安心して使用できる製品です。

 

 

頭皮用ローション(頭皮用化粧水)

 

NASEED(ナシード)スキャルプトナー  

Napla(ナプラ)/ナシードが展開するスキンケアシリーズの頭皮用化粧水(頭皮用ローション)です。

 

頭皮の保湿効果や皮脂を酸化させない抗酸化作用があるだけでなく、頭皮の細胞を活性化させる

 

幹細胞エキスを配合している頭皮用化粧水ですので、産後の抜け毛予防や、育毛効果、白髪などにも効果的です。

 

 

【 まとめ 】

 

頭皮のフケの悩み、またはフケ以外の頭皮の悩みなども自己判断のケアを始める前に

 

Hair Lounge Ayung

(ヘアラウンジ アユン) ヘアメイクプランナー に是非ご相談下さい。

 

セルフケアの仕方から計画的なメンテナンスまでお客様の状態に合わせたプランニングをご紹介します。

 

 

 

 

 

一覧 TOP